初めて子供が出来た時、親としてのキャリアがスタートします。
誰もが、初めは「初心者」です。
「期待」よりも「不安」の方が大きいという人がほとんどではないでしょうか。
今回は、四人男児の子育てに奮闘中の私が感じたことを綴ってまいります。
生まれてくるまでは不安で不安で(母子ともに)、実家に帰っている妻の元へ、休みごとに通っておりました。
最初の子が生まれ、子育てがスタート
私は結婚が遅く、初めて子供が出来たのは40歳の時でした。
自分が歳をとっていたので、「生まれてくる子供になんらかの障害が生じたら、自分の責任だ」と考えておりました。
ある年の仕事始めの日でした。
予定よりも2週間ほど早く、妻の母親から、「産まれそうだ」と連絡をもらいます。
私が住んでいた実家から妻の実家までは、車で2時間ほど掛かります。
実家の母親を連れて病院へ急行すると、すでに出産後でした。
元気な男児でした。
妻の苦労を思うと、涙が出ました。
それからは、生活が一変しました。
とにかく子供が可愛くて、「よくこんな可愛い子が自分の元に生まれたものだ」と思ったものです。
それまでは仕事一辺倒だった私も、子育てに傾いて行きました。
私の仕事の都合で、実感おある神奈川から埼玉へ引っ越すタイミングで、東日本大震災が起こり、生活が一変します。
物資は不足気味、私は慣れない地で仕事に悪戦苦闘、妻は産後うつ気味で、とてもハードな日々を送りました。
仕事中心から、家庭中心へのシフト
当時の会社が、「仕事があってもなくても、お客様からのお問い合わせに対応するために夜9時までは会社にいるように」という、なんとも昭和な雰囲気の会社でしたので、「子育てに力を入れます」なんてとても言える雰囲気ではありませんでした。
子供は1歳半になる頃で、「子供の脳は3歳までにほとんど出来上がる」ということも聞いておりましたので、「もっと子育てに関わりたい」という気持ちが頭をもたげます。
当時勤めていた会社は、自分に合っていましたし、それなりに成果も上げておりました。
妻からは、「こんなに稼げる会社は、他にはないよ」と言われておりました。
しかし、、、。
「子育て」を出来るのは今だけ。
私の年齢を考ても、子供はこの子が最後だろう。
そう思っておりました。
そこで、会社を退職することを決めます(その会社に育休などはありませんでした)。
子育てを満喫する日々
子供を乗せられる自転車を買って、車は処分して、身軽になります。
妻は仕事を再開しておりましたので、保育園の送り迎えと朝夕のご飯の準備は私が担当し、私は、家でできる仕事を模索します。
自転車の前かごに子供を乗せて、いろんなお話をしました。
子供は、覚えがよく、私が「荒城の月」など歌うと、そらんじて歌えるようになりました。
子供の保育園の行事にも、よく参加しました。
それまでに触れ合うことがなかった人たちとの交流は、とても勉強になりました。
とても充実はしておりましたが、自宅での稼ぎが思うように進まず、外での仕事を再開します。
また仕事中心の生活が始まることになるのですが、半年ほどですが、「育児中心」の生活を送ったことは、その後も頑張る原動力になりましたし、子供の心にも大きな足跡を残すことができたと思っております。
これは、パパの実家に帰った際に、一緒に釣り堀に行った時のこと。
父こともたくさん釣るので、他の家族連れに「どうしたらそんなに釣れるんですか?」と聞かれました。
息子はパパに似て、釣りの天才なのです!?
これはパパの実家の前で。
この頃には、ずいぶん男らしさも出てきましたが、小さい頃は女の子みたいな顔をしていて、よくおじさんに「可愛いねえ」と声をかけられました。
二人目が生まれるまで
一人目の男児が生まれてからは、妻の方では初孫(三人兄弟の一番上、長女です)、私の実家では、跡取りとなる子(姉は嫁ぎ先に三人の子がいます)となるので、それはそれは両家ともにものすごいかわいがりようでした。
お祝い事には皆が駆けつけ、私も、いろんなところに連れて行きました。
水族館・動物園・こどもの国・フィッシングショー・鉄道博物館・鵜飼亭(料亭)・ハワイ(社員旅行で)・いろんな公園・テレビに出たパスタ屋さん・秋田旅行・オーシャンビューの伊豆の温泉旅館・古き良き秩父の旅館、、、、。
そうそう。
うちの息子の海デビューは、ハワイです。
贅沢ですよね。
息子はすっかり贅沢に慣れてしまい、「またハワイに行きたい」とことあるごとにいってます。
子育ては大変でしたが、私も妻も子供が好きなので、「二人目が欲しいね」といつも話して、チャレンジもしておりましたが、叶わず、8年ほどが過ぎます。
それから、妻が実家の仕事を手伝うようになり、それまでの正社員の仕事を辞め、妻の実家近くに移ってきました。
ようやく、二人目が、、、兄としての自覚
それから割とすぐだったと思います。
二人目の妊娠が発覚しました。
お医者さんに調べてもらったところ、妻はストレスのために子宮の壁が薄くなってしまい、妊娠しづらい体になっていたようです。
それが、ストレスの多い正社員の仕事から解放され、比較的ストレスの少ない実家の仕事の手伝いを始めたことで、本来の力を取り戻し始めたようです。
二人目が妊娠したことも嬉しいですが、妻がストレスから解放され、本来の力を取り戻してくれたことが嬉しいです。
そして、無事二人目が生まれ、私も半立ち会い(近くの部屋で待機)してましたが、出産の際の妻の呻き声に、なんて苦しい作業だのだと実感しました。
初めての弟にミルクをやる長男。
お昼寝も、一緒にね。
弟は、なぜかリーゼントのように前髪が立っております。
生まれながらのツッパリか?
ご飯を食べようね。
こちらを見る視線が可愛い。
歩けるようになってからも、目が離せません。
仲良し兄弟。ニイニが大好き
本を読み聞かせてあげます。
年が離れているせいか、兄弟喧嘩もなく、優しいお兄さんです。
父方のばあちゃんに帽子を作ってもらいました。
大好きな苺を食べながら。
ご飯を食べながら、寝てしまいます、、、。
ハロウィーンもお揃いで。
ニイニのポーズを真似します。
「ニイニにチューしてみて!」というと、素直に従います。
兄も応えます。
同じ親から生まれた兄弟といっても、顔も性格も全く違うことにビックリです。
一人一人の人格を大切にして、個性に合わせた育て方をする重要性を痛感しております。
面白いですね。
親も、勉強しながら進みます!
続く
Espera
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